訪問情報
訪問日 :2020年4月上旬 & 2021年4月上旬
訪問場所:佛隆寺(仏隆寺)(ぶつりゅうじ)
所在地 :〒633-0213 奈良県宇陀市榛原赤埴1684
訪問方法:車
【備考】↓この日の旅工程↓
佛隆寺の駐車場
国道369号線から細い脇道へ入り坂道を登って来たところに仏隆寺があります。
この日は混雑を避ける為、早朝に訪れました。
参拝者用の無料駐車場。10~15台程度の小さめの駐車場です。
駐車場の端にはトイレと無人の農産物直売所があります。この時は朝早いこともあり、ほぼ何も置かれていませんでした。
駐車場から佛隆寺の方向を見ると美しく立派な千年桜が目に飛び込んできます。
佛隆寺の千年桜
千年桜は駐車場から佛隆寺へと続く約200段の石段の中腹で咲き誇っています。奈良県で最大最古の株とされている貴重な桜の木です。
駐車場横にあった佛隆寺の由緒書です。
仏隆寺は真言宗室生寺派末寺で室生寺の南門として摩尼山光明が岳の麓に位置する。
嘉祥三年(西暦八五〇年)、空海の高弟、堅恵が創建したと伝えられるが、一説にはこれより先、興福寺別当修円僧都がこの地に開いたとも言われている。
境内には石造十三重の塔、堅恵の石窟、仏隆寺のサクラ、本尊十一面観音像、不動明王像、堅恵像、弘法大師像、茶臼など重宝が多い。また地蔵菩薩像石段は鎌倉時代、鐘楼堂は江戸時代、本堂・求聞持堂は昭和になってから改築されたものである。いずれにしても寺観も整い、榛原から当寺を経て室生寺への経路は風物にも優れ、美しいところであろう。
それでは石段をのぼり、千年桜を見に行きましょう!
もうバッチリ見えちゃっていますが(笑)
石段の前にある祠。こちらには芳志箱が置かれていて支援が呼びかけられていました。彼岸花は獣害にあい、桜も台風の被害を受けた為、寺観の維持が難しくなっているようです。
佛隆寺の山門へと続く細い石段(約200段)。獣害防止用の柵が設置されていて扉を開けて中に入ります。桜、彼岸花の名所なので春、秋(特に休日)はカメラマンなどで賑わいます。
目の前に大きな千年桜の木があり石段を上るのが楽しくなります。また、夜にはライトアップも行われます。別の年の写真にはなりますが、ライトアップの様子を記事の最後に載せておきます。
大きな桜の木ということで太い支柱が取り付けられています。
目の前まで来ると幹の太さに驚きました。彼岸花を見に来た時にも幹は見ているはずなんですがあまり印象に残っていませんでした(汗)
奈良県指定の天然記念物である佛隆寺の千年桜の説明書き。
このサクラは、根囲七.七mに及び、根株から二mのところで大小十一本に分岐し、分岐枝の最大のものは幹囲一.二mで四方に枝を拡げ、樹勢は衰えておらず、県下で最大最古の株とされ、貴重な存在でもある。
ここには書かれていませんが、山門にあった説明には、「樹齢約960年、高さ約16m、県下最大最古で全国では4番目の古株」と書かれていました。
千年桜を過ぎても山門まで桜が咲いています。
石段を2、3分上ると山門が見えてきます。
ここから中へ入るには入山料200円が必要です。
山門前から石段を見下ろした風景。
見下ろす桜も美しいです。
帰りは石段を下りずに迂回する形で駐車場に向かいました。
千年桜ライトアップ(2021年)
2020年はライトアップの存在を知らず、翌年2021年にライトアップを見に訪れました。2021年当時の情報になりますが、「3/30~、午後6時~午後9時」でライトアップが行われていました。
周囲にまったくと言っていいほど明かりがないので、暗闇の中に桜だけが浮かびあがる風景が見られました。人によっては暗すぎて怖いと思うかもしれないので足元を照らすライトぐらいは持って行った方がいいかもしれません。満開のピークを過ぎていたこともありほぼ人がおらず、2、3組の人たちが数分見て帰って行くだけでした。
今回はここまで。また次の旅で。
佛隆寺(仏隆寺)の基本情報
名 称 :佛隆寺(仏隆寺)(ぶつりゅうじ)
所在地 :〒633-0213 奈良県宇陀市榛原赤埴1684
宗 派 :真言宗室生寺派
山 号 :摩尼山
本 尊 :十一面観音
TEL :0745-82-2457
駐車場 :あり(無料)
トイレ :あり
【参考サイト】
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