訪問情報
訪問日 :2020年5月下旬
訪問場所:濡れ地蔵 磨崖仏(ぬれじぞう まがいぶつ)
所在地 :〒633-0202 奈良県宇陀市榛原山辺三319番地
訪問方法:車
滞在時間:約60分(ゆっくり滞在)
【備考】↓この日の旅工程↓
それでは濡れ地蔵の旅スタート!
榛原ふれあい広場
案内図
最初に榛原ふれあい広場のマップを載せておきます。ふれあい広場は国道165号線沿いにある公園で濡れ地蔵の他、多目的広場やゲートボール場などがあります。散策するのは自由ですが施設を使用する場合は申請が必要です。
駐車場(無料)
広い駐車場が用意されています。
トイレ
駐車場のそばにトイレがあります。
グラウンド
グラウンドにはネットとベースが置かれていて野球ができるようになっていました。
ふれあい広場のルールです。河川敷の広場ということで出水時の増水への注意喚起などが書かれていました。
駐車場から200mほど歩くと濡れ地蔵があります。
濡れ地蔵の手前に砂利スペースがあり、そこに駐車している車もありました。駐車していい場所かどうかわかりませんがここに駐車すれば歩く距離が少なくて済みそうです。
榛原ふれあい広場
室生ダムは宇陀市室生大野に位置し、淀川水系の宇陀川の洪水調節や周辺地域のかんがい用水の補給、上水道用水の供給を目的として昭和49年に完成した重力式コンクリートダムです。貯水池の水は初瀬水路を経て県桜井浄水場へ送られ、水道用水として大和平野の各所で利用されています。
池の対岸にある磨崖仏は舟形のくぼみに半肉彫りした地蔵立像で、裏山から滴る水で常に濡れていることから「ぬれ地蔵」と名づけられ、ダムの運用により、貯水位を低くする春から秋にかけてはその美麗な姿を現します。広場の外れで右折し、橋を渡った突き当りを左へとると旧街道らしい風景が残っています。線路を超えてからは集落の坂道を上がれば再び国道165号に合流します。
平安時代には興福寺の荘園、篠畑庄とよばれたこのあたりは、明治8年に山辺西村と山辺中村、山辺(篠畑)村の三村が合併して山辺三となりました。国道の北側には、倭姫命が八咫鏡を奉祭した篠畑に比定される篠畑神社や「山部の赤人古跡これより八丁北」と山部赤人の墓と伝わる石塔を案内する宝暦年間(1751~64)に建てられた道標などがあります。
要約すると
・室生ダムは昭和49年(1974年)に完成、ダムの水は大和平野の各所で利用されている。
・「ぬれ地蔵」の名前の由来は、裏山から滴る水で常に濡れているからで、春から秋にかけて湖中から姿を現す。
ということみたいです。
濡れ地蔵
駐車場から数分歩いてくると濡れ地蔵について書かれた説明板があり、濡れ地蔵へと続く細長い通路があります。
濡れ地蔵
古くは背後の山から水をひいて、この地蔵菩薩に注いでいたというので、俗に濡れ地蔵と呼ばれている。この像は左手に宝球、右手に鎖杖を持った半身彫の立像で舟型に彫りくぼめているのが光背の部分である。
背部の右側に「健長六年甲寅八月十五日健」と二行に陰刻されているので、鎌倉時代の造立であることが知られている。像の左右には各一体十王の立像と地蔵分身の小像が陰彫されている。
通路の先は湖上で行き止まりになっていました。そして左前には地蔵橋(後述)が見えています。
通路の先端部分は小さなスペースがあり「常夜燈」と書かれた石の灯籠がありました。そして目を凝らすと対岸の岩壁にお地蔵さんのようなものが見えるような…見えないような…。
常夜燈と書かれているので夜は光っているのかな?
足元を見ると下へ降りられる階段がありました。水位の調整がされるダム湖なので時期によっては階段を下りられ、より濡れ地蔵に近付けます。基本的に秋から春にかけては水位を高くし、春から秋にかけては梅雨や台風への備えの為に水位を低くしているようです。
水位については以下の水資源機構木津川ダム総合管理所さんのページで確認してください。水位と濡れ地蔵の出没の関係が示された「関係図」と水位の状況が確認できる「リアルタイム情報」をチェックしてからご自身の見たい時期に訪問してみてください。
う~む、遠い…。全然目立っていないので知らないと気付かないと思います。
半分水に浸かっている状態を見たいと思って5月に訪れましたが遠すぎたのでもう少し水位の下がる夏場の方が良かったかも…と思いました。
湖の中から生えている木は葉の下側が直線になっていて水位の変化が垣間見えました。水位が高い時に来ると水中から頭だけでている木が見れそうです。
地蔵橋へ
濡れ地蔵を見た後、地蔵橋へ行きました。地蔵橋までは徒歩で10分弱です。
地蔵橋
地蔵橋は50mほどの長さの橋で、何人かの人が景色を眺めていました。
地蔵橋からの見た濡れ地蔵方向の風景。
【おまけ】釣りに関して
地蔵橋から戻ってくると濡れ地蔵の前で釣りをしている人達がいました。地蔵橋のところに入漁についての説明書き(次の写真)があったのでルールさえ守れば釣りをしてもいいようです。
今回はここまで。また次の旅で。
濡れ地蔵 磨崖仏の基本情報
名 称 :濡れ地蔵 磨崖仏(ぬれじぞう まがいぶつ)
所在地 :〒633-0202 奈良県宇陀市榛原山辺三319番地
TEL :0745-92-2320(室生ダム管理所)
見 頃 :水位等参照
駐車場 :あり(無料)
トイレ :あり(場所は記事内のマップ参照)
【参考サイト】
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